直腸性便秘

直腸性便秘とは、肛門に近い直腸まで便が来ているのに便がなかなか肛門から排出されない排便困難型のことをいいます。

「強くいきまないと便がでない」「残便感がある」このような人は、直腸性便秘である可能性が考えられます。

直腸性便秘の症状

直腸性便秘になると下記のような症状があらわれます。

1日に何度もトイレにいく

「排便したばかりなのに、またすぐに便意を感じてトイレに行ってしまう」このような人は、直腸性便秘である可能性が考えられます。

直腸性便秘の人は、つねに残便感があるため、1日に何度もトイレにいく人が多いです。

強い残便感がある

直腸性便秘は、直腸付近にポケットのようなものができた状態のことをいいます。

そのポケット状に膨らんだところに便が溜まってしまうため、すっきり排出されていないような残便感があるのが特徴的です。

いきんでも便が排出されない

直腸性便秘になると、直腸付近に溜まった便がたっぷり水分を吸収します。

そうすると便が硬くなって直腸に蓋をしてしまうので、いきんでも便がでないという状態に陥ります。

いぼ痔や切れ痔ができた

直腸性便秘の人は残便感のせいで、長時間トイレに座っていたり何度もトイレに行ったりします。

トイレに長時間座っていると、肛門がうっ血していぼ痔ができてしまいます。

またカチカチになった便で肛門を切ってしまうため、切れ痔にもなりやすいです。

直腸性便秘の原因

いきんで便を出すことによる「直腸の変形」

便を出そうといきむと、直腸が膣のほうへ膨脹してポケットのようなものができます。

これを、「直腸瘤(ちょくちょうりゅう)」といい、とくに出産経験のある中年女性がなりやすい傾向があります。

この直腸瘤ができると便を排出しても、直腸付近にできたポケットに便が残ってしまいます。

便やおならを排出するのを我慢してしまう

便やおならを排出するのを我慢してしまうと、便意がなくなってしまいます。

そうすると便を排出する習慣がなくなるので、便秘を招きます。

腸内に便が溜まると水分を吸収して、便が硬くなります。

その硬くなった便を出すためにいきむと、直腸が変形してしまうので直腸性便秘になってしまうのです。

直腸性便秘の改善法

直腸性便秘は、ふつうの便秘とは違います。

直腸付近のポケット状のところに便が溜まっているわけですから、便秘薬を服用したり、食物繊維を摂取したりしてもあまり効果が期待できないのです。

直腸性便秘の間違った改善法

  • 食物繊維を摂取する
  • 便秘薬を服用する

食物繊維を摂取する

直腸便秘は、普通の便秘とは違うため、食物繊維を大量に摂取したからといって便が排出されるわけではありません。

食物繊維には、便を柔らかくする「水溶性食物繊維」と、便を硬くする「不溶性食物繊維」があります。この不溶性食物繊維を摂取しすぎると、硬便になって逆に症状を悪化させてしまうので気をつけましょう。

参考記事「便秘改善に有効な食べ物とは?食物繊維の水溶性と不溶性について

便秘薬を服用する

直腸性便秘には、腸の動きを活発化させる便秘薬を使用しても効果が得られません。むしろ使用をすることで、便秘が慢性化してどんどん症状が悪化してしまいます。

直腸性便秘は、腸の壁が弱って起こる症状なので、便秘薬を服用するとかえって腸に負担をかけてしまうのです。

便秘茶の口コミ

comyukaさん

私は、10年以上も便秘に苦しんできました。便意はあるのに、トイレに行っても便が排出されずに、思いっきりいきんでも出ない。やっと出たと思っても、少量でいつも肛門のあたりに便が残っているようでした。便を出すのに時間がかかるため、平日の会社に行くときは便を出すタイミングがありませんでした。そのため、週末になるにつれて、いつもお腹がパンパンに張って辛くなります。ネットで色々と情報を調べて、便秘に良さそうなことはすべておこないました。たとえば、たっぷり食物繊維を摂ったり、100%の果実ジュースを飲んだり。それでも便が排出されないことが、多々ありました。

こちら

間違った改善法をおこなっても、Aさんのように便秘が改善されません。直腸性便秘は、正しく改善することが大切です。

直腸性便秘の正しい改善法

寝起きに1杯の水を摂取する

寝起きに1杯の水を摂取することで、腸が活発になり便が排出されやすくなります。

はじめは少量でも、まずは排便することが大切です。また、いきむと直腸が変形してしまうので、無理なく排便をおこないましょう。

規則正しい排便習慣を身につける

排便は毎朝おこなうのが理想です。

朝ごはんを食べることで、神経伝達物質のセロトニンが分泌されて腸が活発化します。

まずは、「朝ごはんを食べたらトイレに行く」このような排便習慣を身につけるといいでしょう。

水溶性食物繊維を摂取する

食物繊維は、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。

不溶性食物繊維には便を硬くする働きがあり、水溶性食物繊維には便を柔らかくする働きがあります。

一般的には、この2つをバランス良く摂取するのが良いといわれていますが、直腸性便秘のひとは便が硬くなりやすいので、積極的に水溶性食物繊維を摂取することをおすすめします。