便秘にはそれぞれタイプがあるのをご存知でしょうか。

ひとくくりに便秘といっても、「ふつうの便秘」「ストレス性便秘」「スーパー便秘」の3タイプがあります。

たとえばスーパー便秘の人が便秘薬を使用すると、逆に便秘が悪化してしまうことがあるので注意しましょう。

「便秘改善=下剤薬」と考えるのではなく、タイプを見極めて適切な方法で改善していくことが大切です。

正しい便秘薬の選び方・使用方法

便秘タイプを見極める

便秘には、「ふつうの便秘(弛緩性便秘)」「ストレス性便秘(けいれん性便秘・過敏性腸症候群)」「スーパー便秘(直腸性便秘)」の3タイプがあります。

自分のタイプを見極めて正しい方法で便秘を解消していきましょう。

ふつうの便秘(弛緩性便秘)

ふつうの便秘は、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱いことが原因でなります。

便秘薬で排便をスムーズにすることができますが、長期的に服用すると必要量が増えてしまうので注意しましょう。

下剤薬だけに頼らずに、便意を我慢しないようにしたり、しっかり食物繊維を摂取したり、普段の生活の見直しも必要になります。

便の特徴 硬い
排便回数 週2回以下

ストレス性便秘(けいれん性便秘・過敏性腸症候群)

ストレスが溜まっていたり、腹部に痛みやハリを感じる人は、ストレス性便秘の可能性が考えられます。

このタイプのひとは、お通じが改善されることでストレスがなくなるので、一時的に下剤薬を服用してみると良いでしょう。

便の特徴 コロコロしている、軟便
排便回数 週2回以上

スーパー便秘(直腸性便秘)

スーパー便秘のひとは、食物繊維やサプリメント、下剤薬を使用しても便意が感じられないひとのことをいいます。

このタイプの人が下剤薬を服用しても逆効果になってしまうので、私生活の見直しを中心におこないましょう。

ふつう便秘と同じように、便意が来たらすぐにトイレにいったり、朝起きて水を1杯飲んで排便を促したりするのが効果的です。

便の特徴 コロコロしている、軟便
少量しか出ない 多い

下剤薬の特性を知る

便秘薬にはいくつか種類がありますが、よく使われている下剤は主に「塩類下剤(緩下剤)」「刺激性下剤」の2つです。

市販の下剤薬のほとんどは「刺激性下剤」にあたります。

塩類下剤のメリット・デメリット
メリット デメリット
刺激性下剤に比べて依存性が少ない 軟便になる
穏やかに作用する 作用時間が2〜3時間と短い
お腹が痛くなりにくい 腎臓・心臓が悪いひとは服用不可

塩類下剤には酸化マグネシウムが含まれており、腸内の塩分濃度を上昇させます。人間の身体に含まれる水分のうち、塩分濃度は0.9%ほどです。身体は塩分濃度を保つために腸へ水分を送り、便は水分を含んで排出しやすくなります。塩類下剤は依存性がありませんが、あまり効果を感じないという人もいます。

刺激性下剤のメリット・デメリット
メリット デメリット
作用時間が8〜18時間と長い 副作用で腹痛が起こることがある
即効性が高いる 依存性がある

刺激性下剤は、腸のぜん動運動を促進して強制的に便を排出させる効果があります。飲むと副作用としてお腹が痛くなったり下痢になったりしやすく、飲み続けると効き目がなくなります。すぐに便を排出できるので依存性が高いです。刺激性下剤は下剤依存になりやすいので、長期間の服用は避けましょう。

便秘薬一覧

便秘薬を服用する前に、かならず有効成分を調べましょう。

おもな製品に使用されている成分は、非常に強い効果や効能があります。副作用がある強い有効成分はなるべく避けて、まずは塩類下剤を服用してみましょう。

成分名 商品名
塩類下剤 酸化マグネシウム カマ
マグミット
塩化マグネシウムE便秘薬
刺激性下剤 センナ アローゼン
センナ・ビサコジル スルーラックト
ダイオウ セチロ
ビサコジル コーラック
ピコスルファートナトリウム ラキソベロン
ダイオウ・アマクサ タケダ漢方薬

下剤薬で便秘体質を改善するなら塩類下剤がおすすめ

便秘体質を改善したいのであれば、酸化マグネシウム(塩類下剤)の服用をおすすめします。なぜなら、身体への作用が優しく依存性がないからです。

市販の便秘薬は作用が優しいように捉えてしまう人が多いのですが、じつは依存性が高くて長期的に服用することでほとんどの人が刺激性下剤を手放せなくなります。

下剤薬を服用しないと「便が排出されない」このような状態に陥ってしまうので注意しましょう。

こちら

市販の下剤薬を服用する場合は、一時的な効果であることを理解したうえで服用することをおすすめします。

塩類下剤ならお腹が痛くならない

便秘薬を服用するとお腹が痛くなったり、気持ちが悪くなったりするひとも多いはずです。

そういった人は、ドラッグストアなどで簡単に手にはいる市販の下剤薬(刺激性下剤)を服用しているのではないでしょうか。

この薬に慣れていない人が服用すると、腹痛や軟便などの副作用が起こることがあります。

お腹が痛くなるのを避けたいのであれば、穏やかに作用する塩類下剤を服用するのが良いでしょう。

妊娠中・授乳中は便秘薬の服用不可

妊娠中・授乳中は、便秘薬の服用がおこなえません。

下剤薬を服用して、下痢などの症状に陥った場合、低カリウム症になる可能性があるからです。母子・胎児の健康を考えるなら下剤薬の服用は避けましょう。

妊娠中・授乳中の便秘を改善したいのであれば、作用の優しいお茶をおすすめします。

便秘茶ランキング|便秘に効く!副作用のない安心のお茶」の記事にて妊娠中でも飲用がおこなえるお茶を紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。